■ ID | 614 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 生息数が半減したムサシトミヨの復活に向けて |
■ 著者 | 金澤光
埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | 淡水魚保全研究会 |
■ 出版年 | 2006 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第2回淡水魚シンポジウム、平成18年11月18日 |
■ 抄録・要旨 | ムサシトミヨPungitius sp.は世界で埼玉県熊谷市だけに生き残った魚である。地下水を汲み上げた細流に生息しているが、生息地を取り巻く環境は、生活排水の流入など生息範囲の縮小等の減少要因は改善されないままで、絶滅危機に瀕している状況は変わっていない。
平成18年冬期に行った生息個体数調査結果では、推定生息数は、15、700尾で前回平成13年調査値の0.5倍となった。推定生息数が半減した要因は、生活排水の環境汚染、過度の水草刈り、水鳥の水草食害等が考えられた。ムサシトミヨを復活させるの方策として、地域住民による過度な藻刈りを監視、通水を確保するための適度の藻刈り技術指導、ミクリ、バイカモ、エビモ等の在来種の水生植物の移殖、 アメリカザリガニ、キショウブ・オオカワジシャの外来種駆除等について紹介、ムサシトミヨが生息地で見える環境づくりを提言した。 |
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